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📖 作品概要
• 作者:原泰久
• 連載開始:2006年〜(週刊ヤングジャンプ)
• 受賞歴:第17回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞(2013年)
• メディア展開:アニメ化(2012年〜)、実写映画シリーズ(2019年〜)
🌏 あらすじ
紀元前245年頃の中国。
戦乱が続く戦国七雄の時代に、下僕の少年 信(しん) は「天下の大将軍」を夢見て修行を重ねていました。
やがて彼は、後に中国を初めて統一することになる若き秦王 嬴政(えいせい)(後の始皇帝)と出会い、共に「中華統一」という壮大な夢に挑んでいきます。
物語は、信の成長と仲間たちとの絆、そして嬴政の政治的闘争を軸に、戦乱の世を駆け抜ける英雄たちの姿を描きます。
👥 主な登場人物
• 信(李信):主人公。下僕出身ながら「天下の大将軍」を目指す。飛信隊を率いる。
• 嬴政(えいせい):秦王。後の始皇帝。中華統一を志す理想家。
• 河了貂(かりょうてん):山民族出身の少女。後に軍師として飛信隊を支える。
• 羌瘣(きょうかい):伝説の暗殺一族「蚩尤」の出身。剣術に長け、信の仲間となる。
• 王騎(おうき):秦国六大将軍の一人。「秦の怪鳥」と呼ばれる豪将。信に大きな影響を与える。
⚔️ 見どころ
• 個と個の一騎打ち:武将同士の死闘が熱い!
• 軍対軍の知略戦:数十万規模の戦争を描くスケール感。
• 史実とフィクションの融合:始皇帝や李信など実在の人物をベースにしつつ、創作キャラも多数登場。
• 成長物語:信が下僕から将軍へと駆け上がるサクセスストーリー。
🏺 史実との違い
• 六大将軍制度:作中の創作。史実には存在しない。
• 漂や河了貂:完全なオリジナルキャラ。
• 嬴政の人物像:史実では苛烈な支配者だが、作中では理想に燃える若き王として描かれる。
🧒 出発点:下僕からのスタート
• 信は戦争孤児で、漂と共に下僕として育つ。
• 「天下の大将軍になる」という夢を抱き、剣の修行に励む。
• 漂の死と嬴政(えいせい)との出会いが、信の人生を大きく変える転機となる。
⚔️ 初陣と飛躍
• 蛇甘平原の戦い(紀元前245年)
→ 一兵卒として参戦し、敵将・麻鬼を討ち取る大金星。
→ 初陣でいきなり「百人将」に昇格。
• 馬陽の戦い(紀元前244年)
→ 王騎将軍の直属部隊に入り、ここで「飛信隊」の名を授かる。
→ 敵将・馮忌を討ち取り、三百人将へ昇格。
→ 王騎の死と矛の継承は、信の成長に大きな影響を与える。
🏹 仲間と共に成長
• 山陽の戦い(紀元前242年)
→ 廉頗四天王・輪虎を討ち取り、正式に千人将へ。
→ 王賁・蒙恬というライバルと切磋琢磨しながら飛信隊を拡大。
• 合従軍戦(紀元前241年)
→ 趙将・万極を討ち取り、龐煖とも激突。
→ 三千人将に昇格。秦の危機を救う活躍を見せる。
🐎 将軍への道
• その後も黒羊丘の戦いや著雍戦などで功績を重ね、飛信隊は五千人規模へ。
• 王騎の矛を本格的に使いこなし始め、戦場での存在感が一層増す。
• 信は「本能型」の直感的な戦い方を武器にしつつ、軍師・河了貂や仲間の力を借りて戦略面も補強。
• ついに 将軍へ昇格。ただし、最終目標「天下の大将軍」まではまだ道半ば。
🌟 成長譚の魅力
• ゼロからの成り上がり:下僕から将軍へというサクセスストーリー。
• 仲間との絆:漂の遺志、嬴政との盟約、飛信隊の仲間たち。
• 人間的成長:最初は無鉄砲な少年が、部下を思いやり、民を守る将軍へと変わっていく。
📅 各シリーズ一覧
1. 第1シリーズ(2012年6月~2013年2月)
• 全38話
• 信と嬴政の出会い、王弟反乱編まで
2. 第2シリーズ(2013年6月~2014年3月)
• 全39話
• 羌瘣(きょうかい)登場、飛信隊の始動
3. 第3シリーズ(2020年4月~2021年10月)
• 全26話
• 「合従軍編」=秦国存亡をかけた大戦
4. 第4シリーズ(2022年4月~10月)
• 全26話
• 嬴政の内政改革、信の成長
5. 第5シリーズ(2024年1月~3月)
• 全13話
• 「黒羊丘の戦い」など、飛信隊の活躍
6. 第6シリーズ(2025年10月~放送中)
• 「鄴(ぎょう)攻略戦」編
• 秦軍連合軍 vs 趙・李牧の戦いが描かれる

🎬 実写映画「キングダム」シリーズ概要
• 原作:原泰久の大人気漫画『キングダム』(週刊ヤングジャンプ連載)
• 舞台:紀元前の中国・春秋戦国時代。天下の大将軍を目指す少年・信と、中華統一を志す若き王・嬴政(えいせい)の物語。
• 主演:山﨑賢人(信役)、吉沢亮(嬴政役)
• 監督:佐藤信介
📅 公開作品と内容
1. 『キングダム』(2019年公開)
• シリーズ第1作。信と嬴政の出会い、王都奪還までを描く。
• 興行収入57億円を突破し大ヒット。
2. 『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年公開)
• 信が初めて「百人将」として戦に挑む「蛇甘平原の戦い」を描く。
• 興行収入51億円。
3. 『キングダム 運命の炎』(2023年公開)
• 王騎将軍(大沢たかお)が本格登場。信と共に「馬陽の戦い」に挑む。
• 興行収入56億円。
4. 『キングダム 大将軍の帰還』(2024年公開)
• 王騎将軍の壮絶な最期と「矛を託す」名シーンを描く。
• シリーズ集大成とされ、興行収入80億円超え。
🌟 キャスト(主要)
• 信:山﨑賢人
• 嬴政/漂:吉沢亮
• 河了貂:橋本環奈
• 王騎:大沢たかお
• 楊端和:長澤まさみ
• 昌文君:高嶋政宏
• 成蟜:本郷奏多
• 呂不韋:佐藤浩市
🚀 最新情報
• 2025年7月に発表されたニュースによると、シリーズ第5作目が2026年夏に公開予定。
• タイトル未定ですが、原作17巻以降「秦趙同盟」や「山陽の戦い」編が描かれると予想されています。
• シリーズ累計動員は 1,700万人超、興行収入245億円突破 と、日本映画界でも屈指の大ヒットシリーズになっています。
✨ 見どころ
• 原作のスケール感を忠実に再現した戦闘シーン。
• 豪華キャストの熱演(特に王騎役・大沢たかおは日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞)。
• 信と嬴政の成長物語が、映画ごとに段階的に描かれている点。

アニメを見て映画『キングダム』を観ましたが、まず圧倒されたのは戦闘シーンの迫力でした。大軍勢がぶつかり合う映像はまるで漫画のページがそのまま動き出したようで、スクリーンから目が離せませんでした。
主人公・信を演じる山﨑賢人の熱量あふれる演技は、夢に向かって突き進む若者の姿を力強く描き出しており、観ているこちらまで胸が熱くなります。また、吉沢亮演じる嬴政の冷静さと強い意志が信と対照的で、二人の関係性が物語に深みを与えていました。
さらに、大沢たかお演じる王騎将軍の存在感は圧倒的で、登場するだけで場の空気が変わるような迫力がありました。彼の言葉や立ち振る舞いには、ただの戦い以上に「生き様」を感じさせられます。
全体を通して、友情・夢・信念がぶつかり合う熱い物語に心を揺さぶられ、「次はどんな戦いが待っているのか」と期待せずにはいられませんでした。

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