開催日時・場所:2025年9月14日、愛知・名古屋IGアリーナで開催予定であることが正式に発表されています
🔎 スタイル分析
■ 井上尚弥
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強み:破壊的なパンチ力(特に左ボディと右ストレート)、高精度のタイミング、ディフェンス力の高さ、相手の癖を素早く読む能力。
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弱み:サウスポーに対してやや慎重になる傾向。序盤は様子見が長くなることも。
■ ムロジョン・アフマダリエフ(通称 MJ)
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強み:アマチュアエリートらしい高いテクニック。サウスポースタイルによる角度のある攻撃。バランスの良さ(ディフェンス、カウンター、連打)。
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弱み:決定的な一撃のパワー不足。被弾した時のリカバリー能力にやや不安。相手が強引にプレッシャーをかけてくると押し込まれる傾向。
🥊 ラウンドごとの展開予想
1~3R(序盤:探り合い)
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井上はサウスポーの距離感を測るため慎重にジャブを突く。右ストレートはまだ温存。
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アフマダリエフはリズムを崩さないよう、細かいジャブとフットワークで牽制。
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互いに大きな被弾はなく「静かな緊張感」のまま進む。
👉 ポイント的には互角、ややアフマダリエフが手数で稼ぐ可能性あり。
4~6R(中盤序盤:井上の圧力が増す)
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井上が徐々に距離を詰め、ボディショットを打ち込み始める。
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特に「左フック to ボディ」でアフマダリエフの動きを削る。
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アフマダリエフもカウンターを狙うが、井上のガードと反射神経で大きなヒットは少ない。
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6R終了時点ではアフマダリエフの顔にダメージが目立ち始める。
👉 このあたりで井上がリードを奪う。
7~9R(試合の分岐点)
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アフマダリエフは耐久戦に持ち込むが、井上の精度の高い右ストレートがヒットし始める。
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井上は「右ストレート→左ボディ」のコンビネーションで完全に主導権を握る。
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8Rあたりでアフマダリエフがぐらつく場面が出る。
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9R、井上が一気にラッシュ。レフェリーが試合を止める可能性大。
10~12R(延長戦シナリオ)
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もしアフマダリエフが耐えた場合、足を使いながら判定狙いにシフト。
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ただし井上のプレッシャーで逃げ切りは難しく、ダウンを奪われる展開も十分。
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判定までもつれ込めば「井上の大差判定勝ち」。
✅ 総合シナリオまとめ
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最有力シナリオ:井上が9R前後でTKO勝利。
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次点シナリオ:アフマダリエフが驚異的な粘りを見せ、判定まで持ち込むが「3-0大差判定」で井上勝利。
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アフマダリエフ勝利シナリオは極めて薄く、唯一の可能性は「序盤に井上がサウスポー対策で出遅れ、意外なカウンターを食う」展開だが、現実的には確率がかなり低い。
🔥 KOシナリオまとめ
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最有力フィニッシュ:
右ストレートでガードを上げさせ → 左ボディ → 顔面への追撃ラッシュ
(アフマダリエフの動きを削り、9R前後でストップ) -
別パターン:
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中盤以降の 右ストレート→左フック がクリーンヒット → 顎を跳ね上げてKO。
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アフマダリエフの左ストレートに カウンター右ストレート → 即ダウン。
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🎯 井上尚弥のKOパターン分析
①王道:右ストレート → 左ボディ
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サウスポー相手への最も有効な崩し。
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手順
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ジャブでアフマダリエフのリードハンド(右ジャブ)を止める。
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わずかに右にステップし、角度を作る。
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右ストレートを顔面に打ち込み、ガードを上げさせる。
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即座に「左フック to ボディ」を差し込み、呼吸を奪う。
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効果:アフマダリエフはボディを嫌がって下がるため、徐々に脚が止まる → 井上のフィニッシュレンジに入ってしまう。
②右ストレート → 左フック(顔面狙いのコンビネーション)
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典型的な「クロス・カウンター」気味の崩し。
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サウスポーはジャブを突くときに顔の右側が空きやすく、そこに井上の爆速ストレートが入る。
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ガードが遅れた瞬間、左フックを顎に合わせると一撃KOの可能性。
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効果:アフマダリエフが中間距離で手を出した瞬間を狙うと特に効く。
③フェイントからの右アッパー → 左フック
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井上が得意とする「下から突き上げるパンチ」。
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サウスポーは頭を左に振る癖があり、その動きに合わせて右アッパーがヒット。
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そのまま顔が浮いたところに左フックを被せる。
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効果:ダウンに直結しやすいフィニッシュブロー。
④ジャブの上下打ち分け → ボディ集中砲火
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井上は試合序盤、ジャブで相手の反応を観察する。
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そこから顔・ボディに散らして上下を揺さぶり、ディフェンスを混乱させる。
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特に「顔へのジャブ → 即座にボディフック」という流れは、アフマダリエフのガードを下げさせる布石になる。
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効果:中盤以降、脚が止まった相手にラッシュを仕掛けやすくなる。
⑤カウンター:アフマダリエフの左ストレートに対して
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サウスポーの決め手は左ストレート。
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井上はそれを誘い、わずかにスウェイしてかわした瞬間に右ストレートを差し返す。
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過去にドネアやフルトン戦でも見せた「カウンター芸術」。
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これが決まれば一撃で試合を終わらせる可能性が高い。
🛡 アフマダリエフの生き残り戦術プラン
① 距離管理とアウトボクシング
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井上が最も危険なのは「中間距離~近距離」。
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そこに入らせないために、右ジャブで距離を測り続けることが最優先。
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左ストレートを無理に打ち込むのではなく、軽く突いて井上の前進を止める役割を持たせる。
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ポイントゲームに徹して「ラウンドを盗む」意識が必要。
② 角度をつけて動き続ける
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井上はまっすぐ詰める相手に対しては完璧に強い。
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だからこそ、サークル移動で角度を変えながら戦うことが重要。
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特に「左に回る」と井上の右ストレートを避けやすい。
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足を止めた瞬間に捕まるため、フル12ラウンド動き続けるスタミナ配分がカギ。
③ 井上のボディ攻撃への対策
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井上の代名詞は「左フック to ボディ」。
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対策としては:
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ボディを打たれそうな距離に入られたら、即クリンチで潰す。
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井上がジャブで誘った瞬間に、前に飛び込んで距離を潰す。
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打たれた後に耐えるのは難しいため、未然に潰すことが生き残りの条件。
④ カウンター狙いより“空振りを誘う”
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井上の反射神経に正面からカウンターを合わせるのは至難の業。
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代わりに:
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フェイントを多用して「井上に先に打たせ、空振りさせる」。
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その隙に軽打でもいいので得点を稼ぐ。
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KO狙いではなく「ポイントアウト」を徹底する。
⑤ 後半勝負に持ち込む
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井上は序盤からでもフィニッシュ力を持つが、逆に長引けば長引くほど相手のチャンスも生まれる。
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アフマダリエフは被弾を最小限に抑えて後半(10R以降)まで生き残ることが最低条件。
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終盤に井上が焦れて前に出てきたところで、左ストレートのカウンターを狙う。
🎲 勝機のシナリオ
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判定まで持ち込むプラン
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ジャブとフットワークで井上を追わせる展開にする。
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接近戦は絶対に避け、手数とクリンチでラウンドを稼ぐ。
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判定までもつれ込めば「3-0大差で井上」になる可能性が高いが、僅差にできれば波乱も。
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アップセット(番狂わせ)の唯一のルート
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終盤(10~12R)、井上が仕留めに出てきた瞬間に、左ストレートのカウンターがクリーンヒット。
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ダウンを奪って試合をひっくり返す可能性。
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ただし確率的には低い。
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