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中谷潤人選手とセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)の一戦は、本日2025年12月27日、サウジアラビアのリヤドで開催される「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI」のセミファイナルとして行われます。
🥊 中谷選手にとってスーパーバンタム級(122ポンド)への転向初戦であり、来年5月に期待される井上尚弥選手とのビッグマッチに向けた非常に重要なステップです。
📊 以下に試合展開の分析と勝敗予想をまとめました。
両者のプロフィール比較
| 項目 | 中谷 潤人 (Junto Nakatani) | セバスチャン・エルナンデス (Sebastian Hernandez) |
|---|---|---|
| 戦績 | 31戦31勝 (24KO) 無敗 | 20戦20勝 (18KO) 無敗 |
| スタイル | サウスポー / ボクサーファイター | オーソドックス / プレッシャーファイター |
| 身長/リーチ | 172cm / 170cm(リーチ約178cm) | 175cm / リーチ約169cm |
| 特徴 | 驚異的なリーチと正確な強打 | 止まらない手数とタフネス、強打 |
試合展開のポイント
1. 中谷の「リーチと距離の支配」
中谷選手は、スーパーバンタム級に上げてもなお長いリーチの利点(約9cmの差)を持っています。エルナンデスはガードを固めて前に出る典型的なメキシカンスタイルですが、中谷選手の鋭いジャブと、遠い距離から飛んでくる左ストレート、そして潜り込もうとした際のアッパーが鍵となります。
2. エルナンデスの「プレッシャー」
エルナンデスは直近の試合(2025年5月)で強豪アザト・ホバニシャンを判定で破り、連勝記録を伸ばしています。彼は非常に打たれ強く、後半までスタミナが切れない「出力の高さ」が武器です。中谷選手が階級アップによるパワーの差を感じ、序盤にエルナンデスの前進を止められない場合、中盤以降に苦戦する展開も考えられます。
3. 階級転向の影響
中谷選手は「この階級に非常にフィットしている」とコメントしていますが、スーパーバンタム級のトップ戦線で戦う選手のフィジカルをどれだけ攻略できるかが焦点です。エルナンデスはガードを低く構える傾向があるため、中谷選手の精密なコンビネーションが入りやすい隙もあります。
勝敗予想
予想:中谷潤人の 8R〜10R TKO勝利、または大差の判定勝利
理由: エルナンデスは非常に危険な無敗のハードパンチャーですが、中谷選手のボクシングは「当てる技術」と「避ける技術」のレベルが一段高いと評価されます。
序盤はエルナンデスのプレッシャーに慎重に対応しつつ、ジャブとボディへの打ち分けで体力を削り、中盤以降、エルナンデスが強引に入ってくるところに得意の「死角からのアッパー」や「左クロス」を合わせる展開が濃厚です。
もしエルナンデスが驚異的なタフネスを見せた場合は判定にもつれ込む可能性がありますが、中谷選手がペースを支配し続ける可能性が極めて高いでしょう。
12月29日試合結果
中谷潤人選手 vs セバスチャン・エルナンデスの試合は、2025年12月27日にサウジアラビア・リヤドで開催され、中谷選手が判定3-0で勝利しました。
試合概要 🥊
• 階級:スーパーバンタム級(中谷選手の転向初戦)
• 結果:中谷潤人 ○ 判定3-0 ● セバスチャン・エルナンデス
• スコア:115-113、115-113、118-110
• 戦績更新:中谷選手はこれでプロ32連勝(24KO)
試合内容のポイント
• 序盤は中谷選手がジャブとストレートで距離を取り、優位に展開
• 中盤以降、エルナンデスが接近戦でプレッシャーをかけるも、中谷選手は巧みにさばく
• 中谷選手は右目を腫らしながらも冷静に対応し、終始試合をコントロール
• 一部ジャッジの「118-110」という採点が話題に

「118-110」のスコア
エルナンデスの手数には「押し」が多く、有効打(パンチ)としての評価が低かった可能性かなと僕は思います!
この勝利で中谷選手は、井上尚弥選手との対戦に向けて一歩前進した形ですが、試合内容には課題も見えたとの声もあります。

問題の「118-110」という採点を最初に聞いたときは、正直「なんだよそれ…」と思ったし、YouTubeでも「さすがにおかしい」「それは無い」という声がほとんど。僕もその意見に近かったです。
ただ、素人目線で見直してみると、中盤からセバスチャン・エルナンデスの手数は確かに多いものの、あれは“パンチ”というより“力で押している”ように見える場面が多かったんですよね。そして、チャンスが来たときだけ強いパンチを振るう――それも戦術なのかもしれませんが、全体的には中谷選手のシャープでキレのある攻撃の方が印象的でした。
スタミナに関しては、エルナンデスも驚異的でしたが、中谷選手も相当タフ。疲れは見えたものの、最後まで威力のあるパンチを打ち続けていたのは、日頃の練習量の凄さを感じさせました。あのスタイルでプレッシャーをかけられ続けたら、体力的にも精神的にも相当キツいはずです。
エルナンデスは井上尚弥選手のスパーリングパートナーとして大橋ジムにも来ていて、大橋会長曰く「尚弥以外は全員やられた」とのこと。そして井上選手も大橋会長も、今回の試合展開は“ああなるだろう”と予想していたようです。





















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